所得による医療格差
我が国の医療はWHO(世界保健機構)からも世界最高というお墨付きを頂けるくらい素晴らしい水準を保っていました。 我が国の医療の特徴は国民皆保険、フリーアクセス、公定歩合という三つの特徴を有しています。 国民皆が保険に加入し、医療を平等に受けれ権利を有す国民皆保険、好きな病院を自分で選べる権利を有するフリーアクセス、 そして医者や病院ではなく、行政主導の価格決定により、全国の医療費に差を出さないようにし、金銭的にも平等に医療を受けれる権利を有すのが公定歩合です。 しかし、この世界最高水準の医療を支えていたのは世代間所得移転方式と呼ばれている方式です。 これは現役で働いてる労働層が高齢者層の医療費を負担すると言う制度です。 今までの我が国では人口バランス的にこの制度が十分に機能していました。しかし、我が国ではこれから高齢者社会を迎えてしまいます。 これは労働者層よりも高齢者層が多くなるということで、今までは労働層2~3人で高齢者1人の面倒を見ていたものが、これからは労働者1人で高齢者2~3人の面倒を見なければならなくなるのです。 しかも今現在我が国は財政難に陥ってますが、その要因の一つが医療費の負担増なのです。 こうした現状を踏まえ、国民皆保険と言われている国民の保険料も徐々にですが値上がりしています。 今現在は3割負担の医療費も将来的にはもっと引き上げられると言う予測もありますし、実際アメリカでは医療負担は10割です。